弐千円札パラダイス的ブログ

「2000円札パラダイスというサイトを開設しているハゲナルドの日常をつれづれなるままに綴る。

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ハゲナルド

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  • 2000円札パラダイス管理人の20代男性(2010年6月現在)。
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    日本は世界有数の高い労働、資本コストだが、既存資産の回転(稼働)率を上昇させることで生産性は向上する。
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    国内の余剰資金は主に日本国債に流れているが、国は有効な投融資を行い海外の発展(世界総中流化)に貢献することで、国の経済成長につなげるべき。
    ③投機より投資による経済成長を!
    持続可能な経済発展を成し遂げるには価格上昇率(投機)より投資のリターンであるGDPの伸び率を高める(⊿GDP>⊿PRICE)必要がある。
    ④省資源社会実現による世界総中流化実現を!
    世界中流化で予想されるエネルギー不足には天然資源の買い占めではなく、人的資源を大量に使用する省資源社会の実現で対応する必要がある。(トーマス・フリードマン著「グリーン化革命」は必読あれ!)
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奥ゆかしき蝸牛

2006/06/17(土) 21:48:01

東京へ夜行バスで向かった僕。
バスを降りるとビルの工事現場の前だった。東京は経済に活気があるのも納得ができる。
雨が冷たい、大阪から雨雲がついてきたみたいだ。相変わらずよく降るものだと、ジーンズの裾をぬらしながら、ネオンが光る街のネットカフェに入った。

昼間からの説明会まで時間は十分ある。お金さえかからなければこの場所で寝てしまっても良かった。だけどお金がないから格安の夜行バスでこの街まで来たのだ、早く次の場所を決めなくては。

東京と聞いただけで華やかな表参道や青山など次から次へと訪れたい場所を列挙しながらときめくような人と一緒にいれば人生は豊かなものになっただろう。東京に来たのにお金を使わずあまり動きたくないと思っていることを自嘲しながら僕はパソコンのマウスを叩いた。

やはり僕にはそこしかないな。意を決して荷物をもって立ち上がった。

1時間200円と表の看板に書きながら、1時間経過した後は延長料金になって15分100円だという。1時間200円でずっと過ごせるかのような表示は景品法に違反していると思ったが、事前に料金の説明に受けていたし300円払って店を出た。何より身も踊るような東京滞在プランを考えることができなった自分がいまだに気難しく考えることがおかしいと思った。


雨は相変わらず強い。せっかく少し乾いたジーンズに雨粒が当たる。
歌舞伎町界隈ということで、いくつかのホストらしき2~3人の群集とすれ違った。
仕事の開放感からか笑顔を見せて会話しながら通り過ぎる黒い群れ。歩きながら険しい顔をして指示を出している黒い群れ。通勤ラッシュが目前の時刻である、眠らない街の住人はいつ眠るのだろう。


山手線で遠回りの列車に乗った。逆回りの列車は押し込むようにして乗客が列車に乗るのに、こっちは新聞を読めるほどの混雑に過ぎなかった。途中で席が空いて座るが、バスの疲れが睡魔となって襲い掛かってくる。そのたびにびくっとなる。そんなことを繰り返しているうちに少し駅をオーバーしたようだ。
時間をつぶす目的で移動しているのだから急ぐ必要はなった。戻るために反対回りの列車のホームに回り込むとドアの前の表示がどこなのかわからないほどの人の列ができている。すぐに列車が滑り込んできてドアから乗客を放出すると、僕は後ろからの重力に導かれるように列車の奥深くに吸い込まれた。

東京は通勤するにも大変だと思いながらその駅にたどり着いた。超近代的な高層ビルが立ち並んでいて、このビルの中に今日の目的の会社のオフィスがあるのだ。

そんな近代的なビルを尻目に、僕はネットで調べた暇つぶしの場所に向かった。高層マンションの工事が行っている辺りを過ぎると、少し坂となって住宅地となる。狭い小道に古い一戸建てがいろいろな方向を向いて建っている。駅前は規則正しく高層ビルたちに占拠されているのに、こいつらはほんと自由である。住宅地の中に工場(こうば)があり、少し進むと電化製品の会社があり、更に進むと財団法人の事務所があって、東京という街の奥ゆかしさを解明していくような感じがして楽しくなってくる。

ずいぶん迷ううちに目的の建物は住宅に挟まれるようにしてこじんまりと建っていた。住宅地にすっかり溶け込んでいる茶色い外観が醸し出す優しい雰囲気が好きだ。

その公営図書館は、それほど広くなく本棚が整然と並んでいて利用者もあまりいなかった。雑誌を読むどこにでもいそうな小汚い格好のおじさん、何冊も本を机に置いてノートを取るおじさん、数人の利用者の中で若者は僕だけだった。秩序を乱すものは誰もいなくて平日の朝の平和な図書館そのものである。盗難防止のための出入場ゲートが設置されてないことが、ここが都会であることを忘れさせてくれるけれど、雑誌の棚には盗難した本を返すように張り紙がしてあって苦笑するしかなかった。

僕は就職に関する雑誌をめくっていた。内定者数の比較や採用水準の高止まりなど、ありふれたことが書かれていた。どこそこの社長さんたちが欲しい人物像を語っているが、彼らの歳になると誰でも同じ顔に見えてくる。自分が就職活動生としてありふれた存在として思われていると思うと埋没していくようで怖かった。

時計を見るといい時間になっている。外は相変わらず曇っていて雨も降っているのかもしれない。緊張感を張る必要もないのに少しも眠くならなったことが意外だった。緊張感が解けると空腹であることもわかった。食事を取るためにも早い目に摩天楼に向かうことにした。

自分の世界に没頭している人たちを邪魔しないように出口に向かった。自動ドアが開き雨音がするのを確認して傘を開いた。僕はまだスーツの入った袋を抱えている。経済の真っ只中と正反対側の時間が流れる場所ではスーツに着替える気が起きなかったのだ。

この雨もあと少しで止んで晴れるという。蝸牛が小さな声で不平をいったような気がした。
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