弐千円札パラダイス的ブログ

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ハゲナルド

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    日本は世界有数の高い労働、資本コストだが、既存資産の回転(稼働)率を上昇させることで生産性は向上する。
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    国内の余剰資金は主に日本国債に流れているが、国は有効な投融資を行い海外の発展(世界総中流化)に貢献することで、国の経済成長につなげるべき。
    ③投機より投資による経済成長を!
    持続可能な経済発展を成し遂げるには価格上昇率(投機)より投資のリターンであるGDPの伸び率を高める(⊿GDP>⊿PRICE)必要がある。
    ④省資源社会実現による世界総中流化実現を!
    世界中流化で予想されるエネルギー不足には天然資源の買い占めではなく、人的資源を大量に使用する省資源社会の実現で対応する必要がある。(トーマス・フリードマン著「グリーン化革命」は必読あれ!)
    ⑤カジノ合法化、パチンコ課税賛成!
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    ⑦多様なコミュニティに属することで幸福度を高めるサードコミュニティ論を提唱する。

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適切な天然資源価格とは?

2011/06/24(金) 16:55:32

 最近天然資源価格の上昇が続いており、ガソリン価格の高騰は2008年を彷彿とさせられる。石油は肥料や食糧の運搬に使われており、穀物価格の上昇も深刻になっている。わずか300兆円の原油市場が、何千兆円の株式市場を牛耳り、食糧危機を起こすことはなんとも馬鹿らしいと思いながら生活をしている。
 石油先物など行っても実際に石油の供給が需要をかなり下回るような石油ショックが発生した場合、いくら金を積んでも必要量を手に入れることは不可能である。パニックのように我先に石油の先物を買うくらいなら、石油を探鉱して供給量を増やすかグリーンエネルギーで需要を減らすか、供給能力の急減を防ぐため世界平和に努めるべきだ。
 石油価格を安定させるために個人的提案として原油増産権をOPECなどの産油国は消費国あるいは石油価格安定機構などなる国際機関を創設して販売するのはどうだろうか。供給力の急減以外の石油価格の高騰に対しては、増産権の発動だけで石油価格は下がると思う。産油国は高騰した際に減収要因になるが、増産権を販売することで平常時に増収になると思う。
 また石油消費国は有事に備えて代替増産枠の確保をする必要がある。例えば、中東の石油が止まったときには欧州から石油を買い取る権利を購入することである。私は原油先物の指標より、有事の際に石油確保できる権利の確保が大事だと思う。お金をいくら出しても石油が足りない時、どうすれば石油は手に入るだろうか?

 トーマス・フリードマン著「グリーン革命」では人口増大、その中でも経済中間層の増大によりエネルギー不足が深刻になることによる世界の不安定化を危惧をすることが書かれており、鋭い洞察力を感じる。中東民主化革命のように原油高による政情不安が民主化に傾くことは不幸中の幸いであったが、民衆の不満が内戦など長期的経済利益の損失につながることは避ける必要がある。
 現在のインフレは多くの国にとって健全ではない。消費者物価指数を上昇させているのが石油や食料価格であるが、多くの国では石油などの化石燃料は輸入財であり、国内総生産を増やすことに寄与しない。物価変動を考慮しない名目経済成長率は高くなるが、実質経済成長率は低くなり、雇用の抑制や消費が抑えられる。特に新興国にとっては資源インフレは貿易収支の悪化を起因とする通貨安を招くため、資源価格の国内価格は先進国よりも高騰する傾向にある。低賃金による経済優位性が成り立っていたとすれば、民衆の賃金上昇がインフレ率を超えることは不可能である。

 現在の資源インフレの最大の問題は、ボラティリティ(変動率)が大きいことである。2008年7月にはニューヨーク原油先物市場で1バレル150ドル付近まで上昇後、2009年頭には30~40ドルを付けるということがあった。(2011年6月現在は90~100ドル付近)2~3年で価格が2~3倍も変動するものに世界経済が依存していることは持続した経済成長を行うことが困難になる。
 天然資源価格はボラティリティを抑えた上で緩やかな上昇を続けることが望ましいと私は考える。とりわけ天然資源価格上昇率が世界の実質経済成長率を上回らないことが、健全な価格上昇(インフレ)になり適切な経済成長になる。つまり投資が投機より好まれる状態になる。これを式に表すと以下のようになる。

⊿PRICE<⊿GDP

このような状態のとき、投機よりも投資が選好される。(この式を投資・投機選好式と仮に呼ぼう。)


逆に投資・投機選好式が投機を好む状態は、以下のように表せる。

⊿PRICE>⊿GDP

 現在のように天然資源インフレに陥っている場合には、われわれはその理由をよく考えないといけない。
2008年のリーマンショック前の石油価格の高騰は中国の影響が大きかったといわれている。「グリーン革命」によると中国は2005年以降エネルギーの消費量がGDPの伸び率の40%を超えていた。この投資・投機選好式で投機より投資が選好されるには、エネルギー供給量が同じであれば1単位のGDPの増加に必要なエネルギー消費量が1単位を下回ることを意味している。GDPの伸びよりエネルギー消費量が供給量に追いつかないほど伸びるようでは天然資源価格が上昇し健全な経済成長はできないのである。2011年の原油価格高騰は、中東民主化革命の影響が大きいだろう。しかし供給量はどれだけ足りていないのだろうか?

 「グリーン革命」では、貧困層と高所得層(富裕層ではなく平均的なアメリカ人や日本人)では、エネルギー消費量は最大31倍にもなるという。そして持続可能な経済発展を遂げるために、アメリカは欧州や日本並にガソリンに課税して、石油価格を安く維持する政策を採用している国から製品を輸入するときには炭素関税を取るように提案している。
 私はTPPの流れと正反対の主張に驚いた(現在の体制ではアメリカが一番炭素関税の犠牲になる。)、反面TPPは貿易の活性化とともに関税の代わりに補助金を支出する貿易体制であり、本当のフリートレードではないと私は感じている。しかもその補助金は誰が負担しているのかを政府の収支を見て検討しなければならない。(日本が加盟するときには不平等条約を結んではいけないことは過去の歴史が証明している。)

 また「グリーン革命」ではITバブルによって悪いことばかりでなく光ファイバーなどのITインフラは急速に敷設されて世界のフラット化に貢献したと述べられている。私はグリーンバブルは起こす必要はないと思うが、グリーンエネルギーを選択する誘引となるようなボラティリティを抑えて適正に高止まりした石油価格を維持する必要はあると思う。価格のボラティリティにより「去年は石油が高かったけど、今年は自然エネルギーより石油の方が安いから石油をいっぱい使おう」という状況は好ましくない。

 新興国が持続的な経済発展をしたいならば、同著の主張のように石油に兆単位の補助金を出すのではなく、石油に税金をかけてでも省エネ型の経済発展を試みなければならない。国は石油の最低価格を決めてそれを国際価格が下回るようであればその最低価格を下回らないように課税して、その税を省エネ・グリーンエネルギー化に予算を回す方策が有益であろう。特に中国は隣国の資源を奪おうとする姿勢が資源価格の高騰を招いており、中国は中間層以上のエネルギー使用量を抑え付けるこのような政策を武力を使ってでも行うべきだ。(それくらい早急な解決が必要である。)資源価格の高騰で利益がなくなったら不良債権が増えて経済停滞を招く、困るのは経済基盤の弱い新興国である。

 新興国は石油ではなく省エネ技術を先進国から買ってほしい(日本は低金利・長期分割払いにも相談に乗ります。)。そして天然資源と違ってあまり気味とも言える人的資源を利用して省エネ社会を実現してほしい。知的財産は償却が終わっても未来永劫富を生み続けるのだから、こんな夢のある投資話になぜ飛び乗らないのだろうか。

”Save the natural resources,Make the middle class!”

 あなたが石油の使用量を減らせば、他の貧しい人が石油を買える。あなたが去年買わなかった石油を今年買うと、誰かが石油を買えなくなってしまう。
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